少年がたった一人 高く高く築き上げた砂の城 照らす太陽は蒼 見守る月は紫 微笑む星は黒 包み込む空さえも紅く 天を見上げる少年 蒼い光に照らされる顔は なによりも白く輝いて 紅い空を見つめたまま なにを見たのか 微笑んだ 高い波に攫われて 崩れ落ちた砂の城 少年の姿はすでになく 空はただ紅を増していく 少年はなにを見て微笑んだのか それを知るのはきっと星だけで